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SEOの歴史について

SEOは、1990年代半ば、登録型検索エンジンにウェブサイトを登録した時に始まった。

多くのサイト所有者が、検索エンジンの登場によって自分のサイトへのアクセスが増加したため、すぐに検索エンジンの価値を評価するようになった。

その後、検索ニーズの多様化が進み、ロボット型の検索エンジンが主流になると、サイト所有者は、検索エンジン所定の方式にのっとり、自分のサイトのURLを検索エンジンのデータベースへ定期的に送信するようになり、ウェブを探索するロボット(クローラ)の動作・評価方式に親和性の高いサイトを目指すため、メタ・タグへのキーワードの記述等、検索エンジンの結果ページ上で高順位のサイトの共通項となって行きました。

と同時に、検索のアルゴリズムの裏をかいて、所謂スパム行為を行うサイト所有者も現れ、検索エンジンもアルゴリズムのアップデートを繰り返す事で対応した結果、サイト所有者個人での対応が難しくなってきました。
それによって、このようなサイト所有者の必要に応えるべく、SEO会社も立ち上げられ、検索エンジンの持つ内部論理アルゴリズムの分析・探求の動きが促進されるようになりました。

日本では、2002年後半からSEO業者の台頭が本格化し始めた。
これはGoogle、YahooJapanがロボット型の検索エンジンを導入した事とブロードバンドの普及に伴うネット人口の増加によるものと考えられます。
全世界での検索エンジンのシェアは圧倒的にGoogleが多いのですが、日本はYahooのシェアが多いと言う特殊な環境だった為、Yahooの対策をメインにおこなっているSEO業者が殆どでした。

しかし2011年、YahooJapanがGoogleの検索エンジンを採用した事をきっかけに、Googleの対策を行っていなかったwebサイトは軒並み順位を落とし、対応できないSEO業者の淘汰も同時に始まってきました。

現在は、SEOについて「検索順位を上昇させる手法」という一辺倒の考え方から、「検索エンジンを用いて、サイトコンテンツに対して関心の高いユーザーのアクセスを集めるプロモーション」へと変わってきています。
その為に、サイトのコーディング面は勿論、ユーザーに有益な情報を与える為にサイト内コンテンツを充実させたり、検索結果ページにおいて目を引くタイトルのコピーライティングや、サイトに向けられる自然な被リンクの獲得、twitterやFacebook等のSNSを活用した導線の拡大も含めSEO(検索エンジン最適化)だと考えます。

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SEOとは

【Search Engine Optimization】の頭文字をとった検索エンジン最適化の意味。
インターネットで情報を探しているユーザーは、yahoo・Google等の検索エンジンを利用します。
しかし、殆どのユーザーは検索結果の1ページ目(上位10位)までで必要な情報が得られないと、検索キーワードを変更してしまいます。
自社の商品、サービスを多くの人に知ってもらい利益を上げようと作ったホームページを見てもらう為にも、対象となるキーワードで上位表示されている必要が有ります。

SEOは、下記図の赤い枠「検索結果」の部分において影響してきます。
PPC広告は読んで字の如く、クリック課金型のテキスト広告です。
ユーザーは広告である事を知っているので、自然検索と比較するとCTRは低い。
(検索結果の80%は自然検索でのクリック。※投資比率は約90%がPPC)
※2012年日本の広告費(電通)引用

自然検索とPPC広告

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Googleの傾向

近年、webスパムを排除する為、Googleは様々な判断基準を設けています。
その中でも代表的な物がパンダとペンギンです。

■パンダアップデート
低品質なコンテンツが検索結果上位に表示されにくくするためのアルゴリズム

・独自性や専門性が低い
・広告の占める割合が多く独自コンテンツの割合が低い
・内容が乏しく、薄っぺらい
・サイト内の他のページと共通する部分が大半
・外部サイトからのリンクを得られていない
・ソーシャルメディアで共有されていない
・他サイトと内容が重複している

■ペンギンアップデート
スパム行為や、ウェブマスター向けガイドラインに著しく違反しているWebページに対しての制裁
ガイドライン
https://support.google.com/webmasters/answer/35769?hl=ja

・他のサイトのコンテンツをかき集めて、加工しただけの質が低いサイト
・検索者にとって意味のないリンク集サイト
・SEOだけを目的とした意味のないリンクネットワーク

検索エンジンのアルゴリズムアップデートにいちいち左右されない為にも、検索者に質の高い有意義な情報を提供することを念頭にWebページを構築することが重要。

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スパムサイトとは

SEOスパムとは、検索エンジンスパム、あるいは単にスパムといわれ、手っ取り早い順位アップの方法である。
他方で、検索エンジンの側でも、検索結果の精度を上げるため、ユーザーの期待感を裏切らないため、スパムページを排除する動きが強化されてきている。

コンテンツに隠しテキストや隠しリンクが含まれていると、ユーザーに対するものと異なる情報が検索エンジンに提示されるため、信頼できないサイトと見なされる可能性があります。
過剰なキーワードなどのテキストは、次のような方法で隠される場合があります。

・白の背景で白のテキストを使用する
・テキストを画像の背後に隠す
・CSS を使用してテキストを隠す
・フォントサイズを0 に設定する

隠しリンクとはGooglebotでクロールされることを意図した、ユーザーには読み取れない次のようなリンクです

・リンクが隠しテキストで構成されている(テキストの色と背景色が同じであるなど)
・CSS を使用して、高さが1 ピクセル程度の非常に小さいハイパーリンクが作成されている
・リンクが小さな文字(段落中のハイフンなど)に組み込まれている

偽装目的の隠しテキストや隠しリンクが含まれていると判断されたサイトは、Google のインデックスから削除され、検索結果ページに表示されなくなります。
サイトに隠しテキストや隠しリンクが含まれていないかを判断する際は、ユーザーから見えにくい部分がないか、ユーザーではなく検索エンジンのみを対象としたテキストやリンクがないかを確認します。

検索エンジンスパムに該当すると判断されたサイトは、ロボット型全文検索サービスの検索結果表示用インデックスから随時削除されます。

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検索エンジンロボット(クローラー)について

人間は、目でサイトを見て文章や表示されている画像から何を伝えたいホームページなのかを判断する事が出来ますが、検索エンジンのクローラーは、プログラムなのでサイトの見た目、画像のイメージを理解する事は出来ません。判断基準はテキストの内容です。

テキスト要素の評価

クローラーはテキスト文字しか読めない。

クローラーが読み取れるテキストはHTMLのソース上でもサイト上でも確認できる文字です。
画像の中にデザイン的に書かれている文字は読めません。
Flashで構成されているサイトはFlash自体が画像なので、その中でいくら文章を表現してもクローラー的には全く意味が無いという事になります。

キーワードの位置

重要なキーワードは、<title>タグの文頭に設置することがセオリーですが、基本的にGoogleはどの位置に設置していても読み込みはしてくれます。
<title>タグはそのページの表題にあたるので、キーワードを含めたわかり易い文章にします。

テキストの量

ウェブページの中に書かれているテキストの量はやはり多い方が良いですが、闇雲にテキストを増やせば良いという事でも無い。サイトを閲覧するユーザーにわかり易く情報を提供するコンテントをテキストで表現したほうが良いと言うことです。

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